「利益が出ているはずなのに、現金が減っている」
「月利10万円を達成するにはどれぐらい在庫は必要なの?」
と疑問に思っている方の悩みを解決できる記事になっています。
実は、僕も同じような悩みを抱えていました。「なぜ預金通帳の数字は減っているのか」と。
しかし、在庫の存在をしっかりと認識するようになってから、この悩みを解決することが出来ました。
この記事では、在庫管理の考え方・目的と月利10万円を達成するための必要在庫を解説していきます。
記事を読み終えると、在庫管理の重要性と月利10万円を達成するイメージを掴むことできるでしょう。
在庫管理の目的

お金の在り処を把握するため
在庫管理の一番の目的はお金の在り処を把握するためです。仕入れをして、売上を拡大し続けようとする限り、売上に比例して在庫金額も増加するので、預金通帳の数字が減っていき不安になります。
その不安を解決するのが在庫管理というわけです。
在庫管理をすることで減っていったお金は在庫として計上されているんだなと理解できれば、この不安は取り除くことが出来ます。ましてや、在庫金額を含めて現在いくらのお金があるのか分からない状況では怖くて仕入れも出来なくなります。
実際に僕もこの理解が出来ていなくて、「利益はしっかり出ているのに、預金残高が減っている!」と驚嘆したのを覚えています。
キャッシュフローの悪化を防ぐため
在庫管理をすることでキャッシュフローの悪化も防ぐことが出来ます。なぜなら、在庫をしっかり把握することで初めて、その在庫がいつまでに現金化されて支払い期日に間に合わせなければならないか判断出来るからです。
これが理解出来れば、例え商品が赤字になろうとも在庫を現金化して支払いに間にあわせようと意識を持つことが出来ます。
なので、人間は得することより損することをひどく嫌悪すると言いますが、トータルで見て黒字ならばOKというスタンスで取り組みましょう。
さもないと、キャッシュフローが悪化して黒字倒産という状況を招く可能性もあります。
月利10万円を達成するために必要な在庫
まず、必要在庫を把握するために非常に重要な「回転率」について解説していきます。回転率とは…
ある期間において在庫がどれだけ売上として計上されたかを示す割合
です。
例えば、在庫金額が100万円で、売上が80万円の場合、
回転率は、80万円÷100万で80%
となります。
なので、利益率が20%で回転率が80%の場合、必要在庫は次のようになります。
まず、利益率20%で月利10万円を達成するには、
月利10万円÷0.2=50万円
の売上が必要です。
さらに、この時の回転率は80%なので、
50万円÷0.8= 625,000円
の在庫が必要となり、適正在庫であるという計算になります。
このようにして、数字に落とし込むことで仕入れを計画的に行うことができ、より堅実に稼ぐことが出来る可能性が高まるでしょう。
まとめ

いかかでしたでしょうか。在庫管理の目的をまとめると、
・お金の在り処を把握する
・キャッシュフローの悪化を防ぐ
以上になっております。
Amazon輸入は仕入れやリサーチなどのテクニックに焦点を当てられがちですが、何より大事なのが在庫管理です。在庫管理が一番と言っても過言ではありません。
お金の在り処・流れを意識出来なければ、思い切って仕入れも出来ません。メーカー交渉などとほざいている場合ではありません。
Amazon輸入を実践する方は仕入れやリサーチスキルを磨くだけではなく、ぜひとも在庫管理に対する理解も深めていって欲しいです。
と、過去の自分に対する叱咤激励のメッセージとして本記事を締めくくりたいと思います。