「商品は順調に売れているのに、思ったより入金が少ない」
「引当金ってなんだろう?」
と疑問に思っている方の悩みを解決できる記事になっております。
実は、入金が少ないのは引当金として計上されているからなんです。
この記事では、引当金の仕組み・注意点について解説していきます。
記事を読み終えると、引当金の仕組みと今後の仕入れ計画の参考にすることが出来ます。
引当金の仕組み

引当金とは購入者の返品に対する返金のために備えているお金のことです。
引当金として計上されている間は売上として計上されないので、入金の対象とはなりません。
引当金として計上される期間は商品のお届け日からの1週間となっています。
例として、次の図を見て下さい。

9月1日に商品を仕入れて、2週間後の9月15日に商品を出品できたとします。
商品のお届け日から1週間は引当金として計上されてしまうので、10月22日に売上が入金されるためには、10月15日が売上として計上される最後の商品のお届け予定日となっていることがわかります。
つまり、月初に仕入れた商品の仕入れ代金を回収するためには配達時間も考慮して、10月13日前後には販売されていないといけないということがわかります。
意外と販売期間が短いということが分かりますよね?
引当金を考慮せずに仕入れをすると、不良在庫の増加・キャッシュフローの悪化につながるので、しっかりと引当金を認識しましょう。
なお、引当金として計上されたお金は次回の入金にまわされます。
まとめ

いかがでしたでしょうか?
繰り返しになりますが、商品のお届け日から1週間は返金に備えて、売上ではなく引当金として計上されます。
この引当金を考慮せずに仕入れをすると、不良在庫の増加やキャッシュフローの悪化につながるので、しっかりと引当金を意識して仕入れを行いましょう。