「入金額がなんだか少ないなぁ」
「むむッ?未決済請求書って何だ?」
と疑問に思っている方の悩みを解決できる記事になっております。
この記事では、未決済請求書とは何か、そして決済タイミングを変更する方法をご紹介します。
未決済請求書とは

未決済請求書とは請求書払いの取引で支払いがまだ完了していない請求書のことです。
現在、Amazonでは法人や個人事業主のために請求書払いを認めています。
請求書とは簡単に言うと、手形のことで「後で払うからよろしく」といったような俗に言うツケ払いを意味しています。
つまり、法人や個人事業主は請求書払いによって支払いのタイミングを月末や翌月末など決めることができるのです。
なので、例えば、商品が9月1日に売れた場合は、一般的には2週間後の9月15日前後には売上として入金がなされます。
しかし、この取引が請求書払いで行われて、支払いのタイミングを翌月末としていた場合、支払い期限は10月31日となっています。
そして、10月31日ちょうどに支払いが完了されると、そこで初めて売上として計上されるので、売上として入金されるのはさらに2週間後の11月15日前後ということになります。
この請求書払いの売上が少額であれば特に問題はありません。
しかし、法人や個人事業主が請求書で支払うという場合、ある程度金額の単価が高いことが多いので、入金が遅れるとこちらのキャッシュフローが悪化するという問題があります。
決済タイミングの変更方法

実はこのキャッシュフローの悪化を防ぐ方法があります。
それは、決済のタイミングを商品の発送直後に変更する方法です。
つまり、先方が月末に支払いを完了させるのを待つのではなく、商品が発送された時点で売上として計上する方法があるのです。
非常に簡単で1分もあれば完了するので、早速説明していきます。

まずセラーセントラルにログインして、「レポート」→「ペイメント」をクリックします。

すると、ペイメントの一覧が表示されます。
また、未決済請求書の金額も表示されていることがわかります。
次に「未決済の請求書」タブを選択します。

すると、未決済請求書の一覧が表示されます。左の赤枠から「出荷日」、「請求書の支払期日」、「実際の支払い額」を見ることができます。
出荷日がすべて8月なので、本来であればキャッシュフローの悪化を防ぐために8月中にこの金額を回収していなければなりません。
入金タイミングを変更するには、「請求書払いの入金タイミングの設定」をクリックします。

すると、上記のような画面が表示されるので、「発送直後(1%の処理手数料がかかります)」を選択して「変更内容を保存」をクリックしましょう。
これで設定完了です。
なお、支払設定の対象はこの設定が完了された後の請求書払いなので、現在の未決済請求書の入金がすぐさま完了するといったものではありません。
まとめ

未決済請求書の支払いタイミングの変更方法はお分かり頂けたでしょうか?
支払いのタイミングは発送直後に必ず変更しましょう。なぜなら、Amazon輸入は兎にも角にもキャッシュフローが命だからです。
1%の手数料はかかってしまいますが、資金を滞らせることによる機会損失の方が計り知れないので、未決済請求書にはくれぐれも注意しましょう。