仕入れの利益計算ってどうやるの?
どんな金額を考慮すればいいの?
こういった疑問を解決します。
本記事を読むメリットは次の通りです。
- 仕入時、正しく利益計算ができるようになる
- 考慮すべき金額がわかる
- 仕入計画を立てやすくなる
以上となっております。
物販初心者でもわかりやすいように解説していきますので、
正しく利益計算ができるようになりましょう。
それでは、早速本編にまいりましょう。
利益の求め方

本記事で取り上げる利益を求める計算式は次の通りです。
売上 − 仕入原価 = 粗利益
粗利益 − 販管費 = 営業利益
個人レベルの物販であれば、一商品にかかる営業利益を求める事で正しい仕入判断が出来ます。そして、求め方は上記の通りというわけです。
それ以降の経常利益などは損益計算書で銀行からの借入などがある場合に考慮すれば良いです。仕入れ段階では営業利益まで求めるのが効率的かつ正確でしょう。
では、その営業利益を求めて管理するフォーマットをご紹介します。
仕入管理表を公開

こちらの表は私が実際に仕入判断をする際に用いている仕入管理表の一部です。
この仕入管理表は利益計算も兼ねています。
それでは、各列の項目について解説していきます。

項目の概要は上記の表の通りです。
ただし、赤文字部分については補足して解説していきます。
送料
こちらの送料は欧米輸入でMyUSなどの転送会社を利用することを想定しています。
数式の内容ですが、仕入れ段階では大まかに1kg × 800円で算出しています。その後、実際に転送依頼をして送料が決定した段階で確定した値に修正します。
また、DHLやFeDexなどクーリエ(国際宅配便)の違いや急行便かどうかで送料が変わってくるので、適宜数式は修正して使用しています。
関税/消費税
消費税は販売価格と送料の合計に消費税10%を乗じます。
関税に関しては、仕入れ段階で細かく計算していては非効率的なので、関税込みでも利益が出るような商品を仕入れるという点を意識します。
関税の金額確定後、適宜修正をします。
Amazon出品手数料

赤枠で囲まれた「Amazon出品サービスの手数料」に消費税10%を乗じたものです。
こちらのAmazon出品手数料には消費税が課税されるので要注意ですね。
FBA手数料

赤枠で囲われた「フルフィルメント by Amazonの手数料」です。
納品代行料
福富サポートやサポートBBなどの納品代行業者を利用しているなら、仕入れ段階から納品代行料を考慮しましょう。
予めかかるであろう費用を入力しておき、料金が確定したら修正します。
例えば、納品代行金額が30,000円で数量が200なら、一個あたり150円というように入力します。
もちろん商品のサイズや追加で梱包が必要かどうかなどで金額は変わりますが、大幅な差がないのであれば、効率化のため一律で値を入力してしまいます。
利益単価
利益単価は「販売価格 − 仕入原価 − 販売費及び一般管理費」で求められます。
より詳細に言うのであれば、
「販売価格 − 仕入単価 − 送料 − 関税/消費税 − Amazon出品手数料 − FBA手数料 − 納品代行料」
で求められます。
数式でも上記のような計算を入力しています。
重量(kg)

赤枠で囲われた「商品重量」です。
もしくは商品ページ下部の重量を参考にしてもOKです。
まとめ

いかがでしたでしょうか。
利益計算の方法は理解できたでしょうか。
正しい仕入れをするには、正しい利益計算は欠かせません。売上をしっかり伸ばすためにも利益計算はマスターしましょう。
また、実際に私が使用している仕入管理表を紹介しましたが、適宜ご自身で使いやすいようにアレンジしてみて下さいね( ^ω^ )