メーカー直取引のメリット、デメリットってなに?
この疑問を解消します。
メーカー直取引はせどりや転売にはない魅力があります。
また、昨今Amazonではメーカー正規品を取り扱うことを推奨するような流れがあります。
その証拠に最近話題の真贋調査、ランダムピックが盛んに行われています。
一部の悪質出品者のために善良なる出品者がこのような影響を受けてしまうのは本当に忍びない。
そういったこともあり、健全かつ安心してビジネスに取り組みたいのなら、メーカーと直接取引をして商品を仕入れるべきなのは間違い無いでしょう。
それでは、本編の解説をしていきましょう。
目次
メーカー直取引のメリット

国内メーカー直取引のメリットは大きく3つあります。
それぞれ解説していきますね。
値崩れが起きにくい
値崩れが起きにくい理由は主に二つあります。
- 販売価格(上代)が決められている場合があるため
- 販売先を限定してくれるため
一つ目に関して、商品のブランドイメージを守ったり、価格競争を避けるためにに販売価格を決められている場合があります。
安売りは商品のイメージを損ない、消費者からは「この商品は本物なのか」「安心して利用できるのか」といった疑念を持たれてしまいます。
メーカーとの約束を守らずに販売価格を崩してしまうと、メーカーから販売価格の訂正指示の連絡が来たりします。この連絡を無視したり、ルールを守らないと今後一切取引に応じてくれない場合もあります。
二つ目に関して、メーカー側も卸す相手が誰でもいいと考えているわけではありません。
これは一つ目にも関連していて、ルールを守らず安売りするような信用できない販売者には商品を卸したくないのです。
安定的に利益が積み上がる
安くなっている商品を常にリサーチしなければならないせどりとは異なり、メーカー直取引は一度メーカーと関係性が築けてしまえば、継続して取引をしてもらえます。
そのため、せどりのように一度きりの仕入れではなく、利益商品のリピート仕入れが可能というわけです。
そういったメーカーが10社、20社と積み上がっていくと月の利益が積み上がってくるのがわかりますよね。
これがメーカー直取引の特徴で一度できた関係性は資産のように積み上がります。
売上を伸ばし続けるのであれば、もちろんリサーチが必要です。しかし、そうでないのなら、別にリサーチなどしなくても既に取引のあるメーカーの商品が利益を生み出し続けてくれます。
これがメーカー直取引を資産のようだと言える所以なのです。
仕入計画を立てやすい
値崩れもしにくく、リピート仕入れもできる。となれば、売れ行きも把握できるので、仕入計画が立てやすいのも特徴です。
せどりでは値崩れも起こりやすいですし、利益商品が計画通り見つけられるかもわかりません。
どんなに素晴らしい仕入計画を立てられても、肝心の商品が値崩れする、見つからない。となると、所詮は絵に描いた餅というわけです。
メーカー直取引のデメリット

国内メーカー直取引のデメリットは大きく二つあります。
それぞれ解説していきますよ。
発注量が多い場合がある
メーカー直取引は少量発注が可能なメーカーもありますが、基本的に一度の発注量が多いです。そのため、ある程度の現金が必要となるのが特徴です。
せどりであれば、クレジットカードの支払いサイクルを上手く利用して仕入れをできます。一方、メーカー直取引は先に現金を支払って、商品が納品されるという流れです。
場合によっては、取引の2回目以降などは掛売り(月末締め翌月末払い、など)で対応してくれるメーカーもあったりします。
そういうメーカーと多く取引できれば、現金が少なくとも上手くメーカーから仕入れることもできます。
しかし、資金があるに越したことはないので、銀行から融資を受けるなどの資金調達は早めに検討するべきです。
日本政策金融公庫の創業融資であれば、売上60〜100万円程度を3ヶ月ほどキープできれば、比較的融資を受けやすいのでぜひ検討して見てくださいね。
回転率が悪くなりがち
一つ目のデメリットと関係しますが、発注量が多い場合があるので、おのずと回転率が悪くなる傾向があります。
多くの在庫を抱えることになるので、当然といえば当然です。
しかし、メーカー直取引をする段階まできている方であれば、資金に余裕がある場合が多いので、そこまで気にする数値ではないかと思っています。
まとめ

いかがでしたでしょうか。
メーカー直取引のメリット/デメリットについてご理解頂けましたか?
まとめると、メリットは
- 値崩れが起きにくい
- 安定的に利益が積み上がる
- 仕入計画を立てやすい
デメリットは
- 発注量が多い場合がある
- 回転率が悪くなりがち
以上となっています。
いずれにしても、健全にビジネスを行うにはメーカーと直接取引することが望ましいでしょう。
メリット/デメリットを正しく把握して、ぜひメーカー直取引に挑戦してみてくださいね( ^ω^ )