メーカーへのアプローチ方法は何があるのかな?
この疑問についてお答えします。
本記事を読むことで「メーカーへの具体的なアプローチ方法」について理解できます。
具体例も交えて解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
それでは、本編にまいりましょう。
メーカーへの交渉方法

メーカーへの交渉方法は大きく3つあります。
- メール
- 電話
- 商談
それぞれ解説していきますね。
メール
メーカーへのアプローチの第一歩はメール交渉です。
後述するように、メールより有効なアプローチ方法はありますが、効率の観点から初手は多くのメールを多くのメーカーへ送りましょう。
取引したいメーカーをリサーチできたら、ホームページの「問い合わせ」からアプローチしたり、メールアドレスに取引希望の旨を伝えるメールを送ります。
参考までに、次のような文面に会社概要書や名刺を添えてアプローチします。
〇〇株式会社
ご担当者様
お世話になっております。
株式会社〇〇の竹口と申します。
この度は貴社の「商品名」などに大変興味があり、
ご連絡差し上げました。
弊社でもぜひとも扱わせて頂きたく存じますが、
お取引条件等ございましたら、ご教示頂けますか。
突然のご連絡失礼いたしました。
お忙しい中、大変恐縮ではございますが、
何卒宜しくお願い致します。
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株式会社〇〇 竹口吉大
住所:東京都千代田区…
電話番号:03-xxxx-xxxx
メールアドレス:info@sample.com
注意点として、この文章の丸パクリはやめましょう。
あるメーカー担当者の方から聞いた話ですが、似たようなメール文章で1日に100件以上もの問い合わせがあるそうです。
ですから、丸パクリの文章はそういったメールの中に埋もれてしまうため、返信がかえってきづらいです。また、テンプレ的なメールはメーカー側にとってもウンザリですよね。
以上の理由から、丸パクリはやめるべきです。自分の考えや想いを込めて、各自アレンジしてメール文章を作成しましょうね。
電話
メールより有効なアプローチ方法が電話です。
メールの文面よりも直接人の声を聞いた方がメーカー担当者も人間味を感じて安心するためですね。声のトーンや話し方で何となくの人となりは伝わるものです。
また、メールの返信がかえってこない、そもそもメールアドレスが見つからないと、いった場合にも電話は有効です。
参考までに、次のような流れで電話交渉します。
お忙しいところ、失礼いたします。
私、株式会社〇〇の竹口と申します。
この度は御社と新規取引をお願いしたく、
ご連絡差し上げました。
ご担当者様はいらっしゃいますでしょうか。
まず、電話対応してくれるのは受付担当の方の場合が多いので、営業やEC販売の担当者に取り次いでもらいます。
僕の経験上、単純に取り次いでもらうだけの場合が多いので、担当者と繋がったら改めて自己紹介しつつ、本題に入ります。
お忙しいところ、失礼いたします。
私、株式会社〇〇の竹口と申します。
この度は御社と新規取引をお願いしたく、
ご連絡差し上げました。
御社の「商品名」に大変興味があり、ぜひ弊社でも取り扱いたいのですが、
お取引頂くことは可能でしょうか。
すると、承諾してくれるパターンとお断りされるパターンがあります。
承諾パターン
- かしこまりました。それではお見積もりをお渡しします。
- 当面は銀行振込の前入金でもいいですか。
- 他の希望商品や数量はどれぐらいですか。
お断りパターン
- 現在、新規取引の拡大はしていないものでして…
- 問屋様を経由してもらうかたちで...
- そういうのは間に合っています…
といったパターンがありますので、臨機応変に対応しましょう。
見積もりをもらえる場合、電話が終わった後にメールでpdfやExcelファイルで送られてきます。稀に郵送で見積書を送ってくるメーカーもあります。
見積書はメーカーが扱っている商品一覧をもらえたりするので、希望した商品以外もリサーチすると利益商品が見つかったりします。
また、断られた場合でも問屋を紹介してくれる場合もあるので、連絡先を伺いましょう。問屋だからといって、利益商品がないわけではないのです。
最初は電話でのアプローチもよく断られたり、冷たくあしらわれることもありますが、めげずに継続しましょうね。
商談
最も有効なアプローチは実際に対面で商談することです。
しかし、最初から商談するケースは稀で、実際はある程度の関係性が築けてから商談するケースが多いです。メールや電話交渉を通じて何度か取引をした後、ご挨拶もかねて価格交渉するという感じですね。
ただし、初回でも先方からぜひ会いたいと言われたら、なるべく会って商談すべきですね。会って会話をするだけでお互いの印象は全然異なってきますし、今後の取引にも影響します。
実際に商談する際は、あまり気負わずに取引したい気持ちを正直に伝えれば問題ありません。自分の事業や商材、販路などを説明するために、あらかじめパワポやExcelで事業内容をまとめておきましょう。
また、プライスターの画面を見せながら機能を説明することで、メーカーがよく抱える価格競争についての不安も解消させてあげることが出来たりします。
まとめ

いかがでしたでしょうか。
メーカーへの3つのアプローチ方法を解説してきました。
大原則として、メール<電話<商談です
つまり、「メールより電話」、「電話より商談」ということを意識してください。
しかし、やはり最初はメールを送ったり、電話をかけたりするだけでも非常に緊張するものです。
僕の場合、電話をするためにあらかじめ会話のテンプレートを作り込んでおいたりしましたが、それでも緊張してカミまくりでした。
けれど、場数をこなしていくうちに段々スムーズにやりとりができるようになるものなんです。これは能力とかではなく、単純に慣れです。
初めの一歩を踏み出すのは怖いかもしれませんが、清水の舞台から飛び降りる気持ちで、えいっと挑戦してみましょう( ^ω^ )