Amazonで棚卸しってどうやるの?
この疑問を解消します。
月末にやらなければならない事と言えば、「棚卸し」ですよね。
在庫がいくらあるか確認する作業のことです。
本記事ではAmazonのセラーセントラルを利用した棚卸しの仕方について解説していきますよ。
それでは、さっそくまいりましょう。
セラーセントラルから在庫ファイルをダウンロード

まず始めにセラーセントラルから在庫ファイルをダウンロードしましょう。
セラーセントラルのホーム画面から「レポート」→「フルフィルメント」を選択。

次の画面で、左サイドバーの在庫タブの「表示を拡大」を選択。

すると、画面が広がるので、「在庫スナップショット(日次)」を選択。月次ではないので要注意。

そうしたら、「ダウンロード」タブを選択後、レポート期間のドロップダウンリストで「日付」を選択しましょう。

例えば、8月末の棚卸しをする場合、日付は開始も終了も8月最終日の「2020/08/31」と入力します。
そうすることで、2020年8月31日、23時59分59秒時点での在庫を把握することが出来ます。
日付を入力したら、「.csv形式でのダウンロードをリクエスト」でOKです。

すると、下記のような画面が表示されるので、右側の「ダウンロード」で在庫ファイルのダウンロードが完了です。

次の章では、ここでダウンロードしたcsvファイルを用いた棚卸しの方法を解説していきますよ。
csvファイルを用いた棚卸しの方法

さっそくダウンロードしたcsvファイルを使用していくのですが、csvファイルのまま開くと非常に扱いにくいので、Excelでファイルを開きましょう。
念のためExcelファイルでの開き方ですが、まずダウンロードしたファイルを右クリックします。
すると、下のような画面になるので、「このアプリケーションで開く」→「Microsoft Excel」でOKですよ。

そして、ファイルを開くとこのような画面になります。(商品名は実際のAmazon商品ページに記載されている商品名になります。)

それでは、待ちに待った棚卸しをしていきましょう。まずは各商品の仕入原価を把握しなければなりません。
そのため、皆さん各自で管理している仕入表などから仕入原価の値をvlookup関数を使って持ってきましょう。
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一応ですが、vlookup関数の書式は、
=vlookup(検索値、範囲、列、検索の型)
ですね。
ですので、このcsvファイルの場合はFNSKUか商品名を検索値として利用するのがいいでしょう。

そして、ダウンロードしたファイルにあらかじめ「仕入原価」、「在庫金額」といった列を追加しておきます。
その「仕入原価」列にvlookup関数で仕入表から仕入原価を持ってきましょう。
上の図のような感じですね。

次に「数量」とvlookup関数で持ってきた「仕入原価」を乗じた値を「在庫金額」列に数式で入力します。
そうすることで、商品ごとの在庫金額を把握することができます。
最後に「在庫金額」列の値を全て合計すれば、8月末の在庫金額は求められます。
まとめ

いかがでしたでしょうか。
画像を用いながら解説してきましたが、棚卸しの方法についてご理解頂けましたか。
在庫金額を正しく把握することは、現在いくらの資産をもっているか確認することでもあるので、月末はしっかり棚卸しをしましょうね。
手持ちを把握できていないと、仕入れが怖くてできなくなってしまいますので(汗