・正確な利益計算をしたい
・1ヶ月の正しい利益を把握したい
こんなお悩みを解消します。
売上を把握するというのは、皆さん比較的できていると思うんですよ。
しかし、正確な利益まで求められていますか。
この記事を読むことで「1ヶ月の正しい利益金額」の求め方がわかりますよ。
それでは、さっそく本編にまいりましょう。
期間別レポートのダウンロード方法

まずは1ヶ月の売上を把握するために「期間別レポート」をダウンロードしましょう。
セラーセントラルのホーム画面から「レポート」→「ペイメント」を選択。

次に、ペイメント画面で「期間別レポート」タブを選択。

期間別レポート画面で「レポートを生成」を選択。

「レポートを生成」を選択後、下のような画面になります。
まず、「トランザクション」を選択しましょう。そうすることで、各商品ごとの売上がわかるレポートがダウンロードできます。
一方、「概要」を選択した場合は、1ヶ月の「売上」、「FBA手数料」、「振込金額」など大まかに数字を確認することができます。
「期間を選択」では、レポートをダウンロードしたい月を選択すればOKです。ここでは、8月のレポートをダウンロードしてみましょう。
画面下の「レポートを生成」で完了です。

「レポートを生成」を選択後、レポートが生成され始めます。
下の画面から「ダウンロード」を選択すると、期間別レポートのダウンロードは完了です。

次の章では、この期間別レポートを用いて実際に利益計算をしていきますよ。
期間別レポートを用いた正しい利益計算の仕方

それでは、期間別レポートを使っていきましょう。
csv形式となっているので、Excelで開きましょうね。(開き方:csvファイルを右クリック→このアプリケーションで開く→ExcelでOK)
実際に開いた画面が下の図です。
ちなみに「説明」列はグレーアウトしていますが、商品名となっていますよ。

今のままだと不要な行・列が多いので、作業しやすいように削除していきましょう。
まず、1行目〜7行目は不要なので削除。

はい。削除しました。
次にB列、D列、H〜L列も削除しましょう。「決済番号」や「注文番号」、購入者の「郵便番号」などは必要ありません。
商品をSKUで管理していない人は「SKU」のE列も削除してしまってOKです。

かなりスッキリしましたね。諸々削除し終わったので、今度は列を追加していきます。
まず、F列の「商品売上」ですが、売上に対する消費税が課税されていません。ですので、F列の右隣に税込みの売上金額を入力する列を追加しましょう。
数式は2020年9月時点では、
=F2*1.1
でOKですね。

こんな感じですね。黄色の箇所が追加した列です。見辛いので小数点も消しています。これで商品の税込みの売上金額がわかりました。
次にAmazonのFBA手数料などの合計を求めていきます。
具体的にはH〜O列 を合計した値を求める列、Q列を新たに追加します。
数式は
=H2 + I2 + J2 + K2 + L2 + M2 + N2 + O2
みたいな感じですね。また、オートSUMを使用してもOKです。

「商品売上(税込み)」、「手数料」がわかったので、あとは仕入原価を入力する列、R列を新たに追加すれば商品ごとの利益を把握することができます。
仕入原価は仕入表などからvlookup関数で持ってくれば効率的ですね。その場合、SKUで商品を管理しておくと、かなり簡単に突き合わせが可能です。
もしくは商品名を検索値にしてもいいですね。ただし、商品名は少しずつ変化していることがあるので、エラーが生じる場合もあります。

はい。vlookup関数で仕入原価を持ってきました。
最後に商品売上(税込み)から手数料と仕入原価を差し引いた列、S列を新たに追加することで商品ごとの利益を求めることができます。
数式は、
=G2 + Q2 - R2
でOKですね。手数料はマイナス表記されているので、足し算するという点に要注意です。
あらかじめプラスの値に変換しておくのもいいかもですね。

というわけで、商品ごとの利益が求められました。
あとはS列の利益を合計すれば、1ヶ月の利益合計が求められますね。
そこから、FBA在庫保管手数料や広告費用、大口出品登録料などを差し引いたものが最終的な利益となります。
まとめ

いかがでしたでしょうか。
1ヶ月の正しい利益計算の方法について理解して頂けましたか?
Excelに不慣れだと少し厳しいですので、普段からExcelを利用して帳簿の管理などをするといいですね( ^ω^ )