ギブソンSGが「不人気」なのかと思っているあなたの疑問を解消する記事です。
巷では「SGギターはダサい」との声や「SGは弾きにくい」との意見も、一部のプレイヤーからは聞かれます。しかし、これらの懸念はギブソンSGの独特な特徴や、その魅力を深く掘り下げることで新たな視点が得られるかもしれません。
例えば、SGギターのデメリットとされるヘッド落ちや、1990年代に囁かれ始めた「ギブソン 品質低下」の真相、なぜ「ギブソンのギターは高いのか」について詳細に見ていくことで、SGギターがなぜ「かっこいい」とも言われるのかが明らかになります。
この記事では、ギブソンSGにまつわる様々な疑問を解消し、その隠れた魅力を再発見していきます。
ギブソンSGは不人気なのか?その真相は?
SGギターがダサいという声の背景
私はSGギターのデザインに独特の魅力を感じていますが、一部からは「ダサい」という声も聞こえてきます。その理由として、SGの独特な形状や色合いが、一般的なギターのイメージと異なるため、個性的過ぎると感じる人がいるようです。
例えば、SGのダブルカッタウェイは非常に特徴的で、クワガタの角のような形状は、好き嫌いが分かれるポイントの一つになっています。
また、伝統的なサンバーストやナチュラルな木目の色合いではなく、鮮やかな赤や黒などの色で仕上げられていることも、特定のファッションやステージパフォーマンスには合うものの、一般的な観点からは派手すぎると捉えられがちです。
しかし、これらの特徴が、SGを愛用するミュージシャンにとっては、その個性とステージ上での存在感を際立たせる要素となっています。
SGギターのデメリットは?一番はヘッド落ち
SGギターを演奏する上でよく指摘されるデメリットの一つがヘッド落ちです。この現象は、ギターの重心がネック側に偏っているために起こり、特にSGのように軽量なボディを持つモデルで顕著です。
立って弾く際には、ネックが自然と下向きに傾き、演奏中にネックを支え続けなければならなくなります。これには、肩への負担が増える、演奏中にポジショニングを頻繁に修正する必要があるなど、複数の問題が生じます。
ただし、皮製の滑りにくいストラップを使用することで、このヘッド落ちをある程度軽減することが可能です。このような対策を講じることで、SGギター独自のサウンドと演奏性を楽しむことができるでしょう。
SGは弾きにくいのか?ハイポジションへのアクセスと重心問題
SGギターについて、一部からは弾きにくいとの声も聞かれます。主な理由としては、ハイポジションへのアクセスのしにくさと、ギターの重心に関する問題が挙げられます。
しかし、実際にはSGギターはダブルカッタウェイのデザインにより、高いフレットにも容易に手が届きます。
この点では、他の多くのギターに比べて演奏しやすいとも言えるでしょう。一方で、ギターの重心がネック側に偏っているために、立って演奏する際にはヘッドが下がりやすく、これが一部のプレイヤーにとっては弾きにくさを感じさせる要因になっています。
ただ、これは繰り返しになりますがストラップの選択や慣れによって改善できる側面もあります。つまり、SGが弾きにくいという印象は、プレイスタイルや慣れに大きく依存する部分があると言えるでしょう。
ギブソンSGの値段は高いという声も。その理由は?
ギブソンSGの値段が高いと感じられる理由は、ギブソンブランド自体の持つ高い信頼性と名声、そしてそのギターが持つ卓越した品質に起因しています。
ギブソンは、厳選された材料を使用し、熟練の職人によるハンドメイドでの製造プロセスを経て、一本一本丁寧にギターを作り上げています。
この徹底した品質管理と職人技は、独特な音色や演奏性、美しさを持ったギターを生み出し、多くの有名ミュージシャンに愛されてきた歴史があります。
また、長年にわたる伝統と音楽業界での確固たる地位が、ギターの価格を高める大きな要因となっています。これらの背景には、選りすぐりの木材を使用することによる高い製造コストも含まれており、ギブソンのギターが高価である主な理由として挙げられます。
このように、ギブソンSGの値段が高いという声がある一方で、その価格はギブソンが提供する品質と職人技、ブランド価値の証とも言えるでしょう。ギブソンのギターは、長年にわたって多くのプレイヤーに愛され続ける理由が、まさにこれらの品質にあるのです。
ギブソンの品質低下はいつから?90年代の変遷
ギブソンの品質低下については、特に1990年代に入るとその声が高まりました。この時期、ギブソンは生産効率化やコスト削減のために、製造プロセスにいくつかの変更を加えました。
それにより、以前と比べて品質にばらつきが生じるようになり、一部のファンやミュージシャンからは品質低下が指摘されることとなりました。
しかし、これはギブソンが直面していた市場環境の変化や経済的な挑戦の一環であり、その後の年代においては品質管理を再強化するなどの改善策が講じられました。
90年代はギブソンにとって多くの挑戦があった時期であったと言えますが、それでもなおギブソンはギター業界におけるその地位を保ち続けています。
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ギブソンSGは不人気でない。魅力を徹底解説!
ギブソンSGの特徴:軽量でありながら強力なサウンド
ギブソンSGの魅力はその軽量ながらも強力なサウンドにあります。このギターが多くのプレイヤーに愛される理由は、その扱いやすいボディと、マホガニー材によって生み出される温かみのあるトーンに大きく寄与されています。
軽量でありながら、中低音が豊かで暖かみのあるサウンドは、ロックからブルースまで、多様なジャンルの音楽にマッチします。そのシンプルかつスタイリッシュなデザインは、見た目にも美しくステージ上での存在感を際立たせます。
特にマホガニーボディは、SGのサウンドに深みとパンチをもたらし、エレクトリックギターでありながらも温かく生き生きとした音を奏でることが可能です。このマホガニーボディによる独特の音色は、SGを特別なものにしており、ギタリストが表現の幅を広げるための魅力的な選択肢となっています。
パワフルで豊かなサウンド、そして軽くて弾きやすいボディは、SGの音の特徴を形作る重要な要素であり、まさにマホガニーボディが生み出す魅力の証明です。
SGギターがかっこいい理由:アイコニックなデザインとサウンド
SGギターはその独特な外見と個性的な音色で、多くのギタリストに選ばれ続けています。このギターが放つアイコニックなデザインは、ダブルカッタウェイによる鋭いシルエットが特徴で、演奏しやすさと視覚的な魅力を兼ね備えています。
さらに、軽量でありながらも強力なサウンドを実現するマホガニーボディが、SGの音の核となります。この木材から生み出される、豊かで温かみのある中音域のサウンドは、ロックを始めとするさまざまなジャンルでその力を発揮します。
見た目だけでなく、サウンドにおいても個性を放つSGギターは、プレイヤーの演奏を際立たせ、その表現力を最大限に引き出します。
これらの特性が組み合わさることで、SGギターはただの楽器ではなく、アーティストの創造性を形にする強力なツールとなっているのです。
ギブソンSGの当たり年はいつ?歴史を彩る名機たち
ギブソンSGには、特に高い評価を受けている「当たり年」が存在します。多くのファンや専門家は、1961年の初登場以来、特定の年代のモデルを名機として挙げます。
例えば、1960年代後半に製造されたモデルは、そのサウンドの質とプレイアビリティの高さで高く評価されています。
また、1990年代に入ると、一部の年代で品質にばらつきが見られたものの、1994年製のモデルは、品質の向上が見られた「当たり年」として知られています。
これらの年代のSGは、独特の響きや演奏性がギタリストに高く評価され、今もなお、コレクターやプレイヤーから求められ続けています。SGの「当たり年」モデルは、ギブソンの歴史を彩る名機たちとして、その価値を時間とともに高めています。
ギブソンSGは不人気についてのまとめ
以下に、ポイントをまとめます。
- ギブソンSGは不人気ではない、熱狂的なファンが多い
- SGギターのデザインは一般的なギターと異なり個性的
- ダブルカッタウェイが特徴的で、クワガタの角のような形状
- 色合いは伝統的なサンバーストと異なり、鮮やかな赤や黒で仕上げられる
- デザインの個性がステージ上での存在感を際立たせる
- SGギターの主なデメリットはヘッド落ち
- ギターの重心がネック側に偏るため、立って弾くとネックが下向きに
- ヘッド落ちは皮製の滑りにくいストラップで軽減可能
- SGはダブルカッタウェイデザインでハイポジションへのアクセスが容易
- 一部からはSGが弾きにくいとの声もあるが、改善策が存在する
- ギブソンSGの値段が高い理由はブランド価値と高品質な材料使用
- 熟練職人によるハンドメイド製造が価格を押し上げる
- 1990年代に品質低下の声があったが、改善策が講じられた
- SGギターの魅力は軽量ながらも強力なサウンド
- マホガニーボディから生み出される温かみのあるトーン
- SGの「当たり年」モデルは特に高い評価を受ける